生体内での糖鎖の重要性について

生体内での糖鎖の重要性について

糖鎖とはもちろんデンプンとかグリコーゲンのようなエネルギー源としての多糖類も指しますが、実はそのような単なるエネルギーの貯蔵庫としての役割だけではなく、様々な機能を体の中で果たしていることが分かっています。

分かりやすい例を一つ挙げますと、ABO式の血液型があります。

赤血球の表面に糖が付くことによって血液型の差が生じるのですが、A型の人は、末端にNアセチルガラクトサミンと呼ばれる糖がつきます。

B型の人は、末端にガラクトースと呼ばれる糖が付いています。

AB型の人は、Nアセチルガラクトサミンとガラクトースの2つともが一つの鎖上についている訳ではなくて、Nアセチルガラクトサミンのついた糖と、それとは別にガラクトースのついた糖との両方が存在しています。

そして、O型の人はどちらもついていません。

このように、どの糖が赤血球についているかによって血液型が決まり、それによって輸血の可否が決まるわけです。

輸血の可否が決まるというのは、免疫に関係しています。

赤血球はあくまで一つの例であって、このように糖鎖が体内で免疫反応に関わっているケースは非常に多いと考えられています。

たんぱく質が合計20種類のアミノ酸からできていて、どれが欠けても本来の役割を果たせなくなるように、糖鎖も合計8種類の糖質から構成されており、どの一つが欠けても生体内での機能が維持できなくなってしまいますから、サプリメントなどで補うことが適切なわけです。